理事長挨拶

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「全ての子どもたちは公平な健康と権利を庇護されるべきである」

 最近、よく耳にする言葉に「子どもの貧困」というのがあります。「えっ!」と驚かれる方々も多いかと思います。現に私自身が7年ほど前、現実に目にするまでは実感が無かったものです。

 戦後の日本の復興は目紛しいもので、それは世界中が驚くほどでした。街は物で溢れ、TVや洗濯機の無い家はなく、食べ物は期限切れや売れ残り食品で南半球の1つの飢餓で苦しむ国が助けられる、と言われるほどです。

 そんな中、2008年頃から「子どもの貧困」が叫ばれ始めました。厚生労働省が当時の厚生労働大臣の指示で調査したところ、18歳未満の子どもの6人に1人が貧困という深刻な結果が出ました。また、その後の2010年の経済協力開発機構の相対的貧困率を国際比較したところ、加盟国34カ国中10番目で世界的に見ても高く、国際連合児童基金のレポートでも世界的に日本の子どもの貧困率が高いという結果が出て衝撃を受けました。

 「子どもの貧困」はその家庭の貧困であり、子ども貧困白書の編集委員会の松本伊知郎氏は「社会的にうみだされ、家族を単位として現れる貧困を、そこに生きる子どもを主体として把握し、子どもの育ちと人生に即してより具体的に理解するために、子どもの貧困という言葉が使用される」と述べています。つまり、「子どもの貧困」という言葉は単に子どもの状況や状態だけでなく、その子どもの育ちやこれからの生活のあり方に対する影響を見据えて、子どもの生活を理解し考えていかなければならないと思います。

 家族(親・保護者)の労働状況や心身状態により就労が難しいなどで、子どもへの食事や教育が十分に与えられていない事なども分かって来ました。学校で摂る食事が唯一のまともな食事で、栄養源という現実があり、そんな栄養状態では集中した勉強どころか、やる気さえ失ってしまうでしょう。また、夫婦揃ってパートタイム、母子家庭で少しでも実入りの良い夜の仕事に就くなどで、夜一人で夕食を摂る子ども多くなっているようです。そのような子ども達は「自己肯定感や自尊感情が低くなり、その子等の将来に影響することになる」と「子どもの貧困の解決に向けて」の著者 田中聡子氏は述べています。

 「子ども」は家庭の太陽であり、家の中で子どもの笑い声がいつも聞こえる家庭はきっと幸せな家庭であろうと思います。
「子ども」は国の宝であり、その数が多く、キラキラ輝いている国はきっと豊かな国だろうと思います。
皆さんの家庭はどうでしょうか?いつも笑い声の絶えない家族でしょうか?そうでないとするならば、どこに問題があるのでしょうか?
この国は、皆が幸せを感じているでしょうか?そうでないとするならば、どこに問題があるのでしょうか?

 私たち一般社団法人ELIMは小さな法人です。小さくてもできる事はあると思っています。そして少しでも、笑顔のある家族、幸せを感じる国造りにお役に立てればと思っています。

一般社団法人 理事長 服部 悟史

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